散歩コースに外飼いされていた柴犬の老犬がいました
そこのお家がうっそうとした一軒家で、庭の犬小屋にいつも繋がれっぱなし
寒い日も暑い日も自作の雨除けみたいなのがあるだけで、ずっと外
その子が不憫で、通る度に「外で飼ってるなんて可哀想。せめて玄関にいれてあげればいいのに」思っていました
その老犬に気づいてからどれぐらい月日が経ったでしょう
庭に横たわっていて「死んでんじゃない?」と思うほどよぼよぼに…
見るのも辛く
「次に生まれ変わったら絶対に可愛がってもらえるお家に行くんだよ!」
と心の中でせめてもの励ましの言葉をかけていました
そんなある日お家の前を通ると、飼主が老犬の顔をタオルで拭いているじゃないですか
何年も家の前通ってたけど、始めて飼い主見たわ
その後老犬を見かけなくなり、数週間が経ち
あの子は逝ってしまったんだと悟りました
主がいつも「可哀そう可哀想」っと思ってたから、最期に
「僕は思ってるよりかわいそうじゃないよ」
と教えてくれたのかも