譲渡会レポート2になります。
何度か譲渡会にいって思ったことは、やっぱり捨てられた子は何かしら問題を持ってるということ。
例えば大型犬だと、そもそも散歩が大変だとか狭いところではストレスがたまるとかわかってるのに飼っちゃって、でもやっぱり世話できないからと捨てられるという、そもそもわかってたでしょという問題犬。
流行りの柴犬や日本犬は躾をきちんとしないといけないのに、それを怠ったために唸ったり牙を剥いたりと権威症候群的になってしまっている問題犬。
小型犬は吠え癖や、虐待まがいのことをして人間不振になってる問題犬。
そして猫は飼い方で神経質になってる難有り猫。
みんなそれぞれなんかあるなーと。
そして飼う人間によってどうにでもなることばっかじゃんと思う。
元の飼い主がちゃんとした人だったら、問題犬や難有り猫にならなかったかもね。
その問題犬や難有り猫ともう一度信頼を取り戻したり、躾し直してるのが、ボランティア団体だったりする。
よく愛護団体と一般の里親希望の人との間には大きな隔たりがあって、里親希望の人は「捨てられた可哀想な動物を引き取ってあげる」という意識があるのだが、愛護団体はボランティア団体であって営利団体ではないため、そういう「引き取ってあげる」という客目線の人には譲りたくないのである。
どういう人に譲りたいかというと「今まで辛い目にあってきただろうけど、うちに来たら問題行動含めて愛してあげる!」という人なのだ。
因みに里子だと無償だと思っている人がたまにいますが、お金かかります…
大型犬とかねどんだけ食費かかってるやら。
健康診断、予防接種やらの病院代。
譲渡会の交通費や人件費はボランティアだから、かからないとしても、犬だとかなりいってると思います。
それでもだいたい一律三万とかなんではないでしょうか。
何より、人間不振を直したり、躾し直してるところに本来は相当人件費がかかるところが、ボランティアなんでゼロなわけですよ。
そりゃね、客目線の人には譲りたくないですよね。
逆に過度にボランティア団体に媚を売っても意味ないんですよね。
媚を売ったところで、譲らない人には譲らないんです。
因みにボランティア団体から里子をもらった里親は、その後そのボランティア団体に所属することが結構数あります。
因みにどんな発言が里親却下になってるかというと…
子どもの情操教育のため、老いた親の癒しのため、先住ペットが一匹で可哀想だから等々。
何故このような発言がダメなのかというと、前述のとおりだいたい心に傷を負ってる子たちなので、~のためっていう希望にはほとんど応えられないと思います。
何だか愛護団体よりの発言になってしまいましたが、やっぱり無責任な元飼い主や、傲慢な里親希望者を見てしまったからでしょうね。