一人暮らしの犬入門

週末アジラーとワンコ2匹との日々徒然

血統書と遺伝子疾患

現在、犬を飼うとなったら大概血統書付きの犬になるんではないでしょうか?

昔は雑種の犬を知り合いからもらうことがよくあって、なんで犬を飼うのにお金払わなきゃいけないの?っていう考えの人も多かった気が。
血統書飼う人は金持ちだという時代がありしたが、今は保健所にいる犬でさえ血統書ばっかりです。

実は血統書付きの犬は遺伝子疾患をもってる可能性が犬種によってはあります。
血統書はスタンダードがそれぞれあり、ブリーダーはそのスタンダードに近づけさせようと交配を重ねます。

例えばパグは鼻がつぶれてる方がいいとかね。

スタンダードの親から生まれたら子犬はスタンダードだったりするので、近親交配をするとまたスタンダードが生まれてくるという理屈になります。
そこまであからさまな近親交配はしなくてもスタンダードに近づけさせようとすると段々血が濃くなってきて、先天性疾患が増えます。
これがまず一つ。

次に乱繁殖させるパピーミルでは、犬種が持ちやすい遺伝子疾患を持った犬を繁殖にじゃんじゃん使って、キャリア犬が大量に生産されていきます。

例えばボーダーコリーは、CL病という遺伝病を持ちやすい犬種です。
CL病とは、2歳前後で発症し、脳が萎縮し神経細胞を冒して死に至らしめるという大変恐ろしい病気です。
日本では、CL病のキャリア犬を使った安易な繁殖により、ボーダーコリーのCL病が増えているそうです。

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もし、血統書付きを選ぶのなら近親交配をしてないかと親犬は遺伝子疾患キャリアじゃないかをブリーダーに聞いたほうがいいですね。
むしろブリーダーが自ら進んで「うちの犬はキャリアじゃありません!」って証明してくれるような犬舎が理想です。

では、最近流行っているMIX犬はどうなんでしょうか?
MIX 犬はブリーダーではなくほとんどペットショップで売っているかと思いますが、ペットショップで売っているというだけで、他の問題がありそうで…

ペットショップについてはまだ考えがまとまってないので、またの機会に。
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