これから子犬を飼う人へお薦めの本「こころのワクチン」
すごくためになりました!
今までも飼育書は何冊も読んできましたが、結構テクニック的なことばっかりだったり、ちょっと古い情報で、当てにならなかったりしたのですが、こちらは犬と人間の違いをまず前提とし、古くさくないテクニックも盛りだくさんでした。
あまりネタバレはいけないかと思うので、私が面白いと思った点をいくつか…
まず、犬が権威症候群になって飼い主に噛みつくということ。 これは権威症候群になってるんじゃなくて、恐怖で噛みつくことがほとんどだそう。 窮鼠猫をかむというか。 だから、犬のカーミングシグナルで怯えていたら、それ以上追い詰めないようにしなければならないと。
私もほんとこれは、そう思う! 犬にナメられるって意味がわかんない。 脳疾患や暴力的な躾でもしない限り、犬はめちゃくちゃ飼い主のこと大好きでしょ。
恐がらせるようなことしてるから、犬が抵抗して咬むんだと思う。
他にも習性として、本来トイレの場所を決めてない生き物なのに、人間の都合で1ヶ所にしないといけないことになってしまったと。 寝床から遠い場所にする習性があるのに、サークルのなかで寝床とトイレを一緒にしてるから、外に出したときに失敗しちゃうとか。
犬の習性があるのに、人間社会に合わしてもらってるって考えが、目からウロコでした。